保険相談 口コミ

ミサイルによる家の損害を補償してくれるのは、火災保険です。

こう聞くと意外に思われる方もいるかもしれませんが、火災保険が補償してくれるのは、火災という事故の損害だけではありません。

補償範囲だと考えられる事故は、概ね、以下のものです。

①火災、落雷、破裂や爆発

②風災、雪害、雹災、

③水ぬれ、外部からの物体の落下、騒擾

④盗難

⑤水災

⑥破損・汚損など

ミサイルで家が破壊されたときは上記③の、外部からの物体の落下に該当すると考えられます。

また、事故時の諸費用を補償するという類の特約も有りますので、それを付加していれば、費用保険金も支払われます。

最小限の補償で良いと考えて加入すると、補償範囲はせいぜい、上記の①②くらいですのでご注意下さいね。

ところが、重要なのは火災保険は、戦争、革命、内乱、暴動等による損害に対する補償は全て免責だという事です。

つまり、ミサイル落下に「戦争」と名が付いた時点で、保険金は一切支払われないという事です。ミサイルの部品等の落下も同様です。

では、何をもって「戦争」と言うかですが、私達が、例えば「日本の○○県にミサイルが落とされ戦争が始まった」「日本が戦争に巻き込まれた」と認識するのは、政府の発表によるのではないでしょうか。

火災保険の戦争の定義は、それに準じます。

ケガの通院治療を保障してくれる保険の1つは、通院保険です。
生命保険に特約として付加する事が出来るものです。

2008年の保険会社の保険金不払い問題以降、ケガの通院保険が売り止めになった保険会社が多いのですが、全く無くなったわけではありません。

しかしその保障内容は、入院を伴った通院治療で、かつ、その入院が入院給付金の支払い対象となったものに限られます。

従ってただ通院治療しただけでは、給付金は一切支払われませんし、入院が伴っていても、その入院が給付対象にならなければ、通院給付金も一切支払われません。

ちなみに、通院保険ではありませんが、骨折や脱臼など特定のケガを負った場合に一時金が支払われる特約が有ります。

こちらは入院の有無は問われないので、こんな特約を付加していれば、通院治療費の足しになりますね。

もう1つ、ケガの通院治療を補償してくれる保険は、損害保険会社の傷害保険です。

傷害保険には、通院1日につき○○円の保険金というタイプの他、部位症状別と言って、例えば骨折でも、指なのか腰なのかによって保険金が異なる、また負傷部位が足でも、骨折なのか捻挫なのかによって保険金が異なるというタイプが有ります。

傷害保険の支払い条件には、保険金の支払い対象となった入院を伴うという事が無いので、通院治療だけでも保険金が支払われます。

これだけ聞くと傷害保険の方が良いように思いますが、火災保険同様、損害の原因が戦争なら、損害保険会社は一切補償してくれません。

ということは、戦争で負傷し通院治療をした場合を保障してくれるのは、生命保険会社の通院保険しかないという事ですが、1つ気を付けなければならない事があります。

死亡した場合を保障してくれるのは死亡保険です。

死亡保険を兼ねている介護保険や身体障がい保険、がん保険に加入していれば、それからも死亡保険金は支払われます。

また、この場合の死亡は災害によるものですので、災害死亡保険などの特約を付加していれば、それからも保険金が支払われます。

しかし、やはり生命保険の保障も、支払い事由の原因が戦争の場合は免責となっています。

ただし、損害保険のように全てという事ではなく、全額支払われる場合もあれば、削減して支払われる場合もあります。

では、その基準が何かですが、それは、支払い対象となる被保険者の数です。

保険の精神は加入者間の相互扶助です。

即ち、万一の時の不安を感じる人同士がお金を出し合い、お互いに助け合うという事です。

そして戴く保険料は、様々な予定率をもとに計算されています。即ち、予定利率による収入見込みと予定死亡者数、予定事業費です。

支払いの対象となる被保険者数が多くなると、これらの基礎に影響が及ぶ可能性が出てきます。

従ってその場合には、保険金が削減されるという訳です。

前項で気を付けなければならないと言ったのはこの事です。

死亡保険金のみならず、通院治療や特定のケガについても、上記の基礎に影響が及ぶ場合は、給付金が削減される場合や支払われない場合があります。

この事に鑑みると、少なくとも生命保険に関しては、体力のある会社に加入する方が良いと言えるのではないでしょうか。

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