ライフネット生命 働く人への保険

2016年6月にそれまで販売していた就業不能保険、「働く人への保険」をより使いやすくリニューアルした「働く人への保険2」を発表したライフネット生命。従来「180日」のみに限定されていた免責期間に短期の「60日」が加わり、厚生年金加入の会社員のように傷病手当金を利用できない自営業者の人も加入しやすい内容へと進化しました。また保険保障期間も55歳~70歳までと幅がぐっと広がり、より顧客のニーズに対応できるように。また傷病手当金の存在を意識した「ハーフタイプ」が新しく登場し、こちらは就業不能状態になってから1年6ヶ月の間は設定月額の半分、50%支給に抑えることで月々の保険料節約に貢献してくれます。勿論従来通り、給付金が一定額のまま変わらず受け取れる「標準タイプ」も健在ですから、生活スタイルによって選択することが出来ますね。「働く人への保険2」の最大の特徴は、なんといっても格安の保険料。長期の保険期間を保障してくれるにも関わらず40歳男性でも月々5000以下という保険料は、育ち盛りの子どもを育てている家庭などには特に有り難い保険といえるのではないでしょうか。デメリットとしてはやはり就業不能状態認定のハードルがかなり高いことと、精神疾患に対応した内容ではないということ。他の就業不能保険にも言えることですが、これらの問題点の改善が今後のライフネット生命の課題だと言えそうです。40歳男性・月々支給額15万円のモデルケースですと、60歳までの保険期間で保険料は月4337円。給付金受取日を181日めから、1年半の期間給付金を半額にするなど保障内容をギリギリ最低限に抑えれば保険料はなんと2403円で済みます。