太陽光発電は安全、安心できるのか

メンテナンスが全く必要ないわけではない

太陽光発電システムは「安全神話」と呼ばれるほど、ほとんどメンテナンスもフリーで耐久性もあり安全だと言われています。しかし、全くメンテナンスをしなくて良いという必要はありません。小さいことで言うと、さすがにひどい汚れがパネルにつくと、太陽の光をさえぎって発電効率が悪くなるのでメンテナンスの必要があります。


長期間屋根の上に設置するわけですから、目の届かないところなので定期的に点検はしたほうが良いと思います。もちろんメンテナンスということではなく、点検で終わるレベルがほとんどだと思いますが設置してから10年もすると汚れもひどくなっているでしょうし、劣化してくるところも出てくると思います。ですので、メンテナンスが全く必要ではないということではありません。


なぜこういうことを言うかというと、太陽光発電システム自体は10年でも20年でももつかもしれません。もちろん故障などはあるかもしれませんが修理すれば使えるのではないかと思います。しかし、問題は太陽光発電システム自体でないこともあるのです。

例えば太陽光発電システムのパネルは屋根に設置しますよね。カーポートの屋根などの場合もありますが、一般家庭で野立てで設置しているということはほとんどないと思いますので、屋根に設置していると仮定してお話すると屋根の上なんてなかなか見るものではありませんよね。大晦日の大掃除の時でも屋根裏部屋は掃除していも屋根に上って掃除する人なんていないと思います。

パネルの近くにあるものが燃える可能性も・・・

ということは、設置して何年も放置されていくわけですから、風に吹かれて溜まった木の葉や、どこからか飛んできた洗濯ものなんかもあるかもしれません。まっ平らな屋根ではなくなり架台が設置されてパネルがあるわけですか枯れ葉や洗濯物が引っかかっていてもおかしくありませんよね。


するとどうなるかと言うことです。これは実際に検証した方のお話ですが、太陽光発電のパネルは500℃以上の高温になることもあるのです。100℃でお湯が沸騰するわけですから、目玉焼きも焼けてしまう温度ですよ。


これだけ高温になるとパネルが心配かもしれませんがパネル自体が燃えることはないと思います。劣化が早くなるかもしれませんが、それも想定内だと思いますので、その辺はメーカーさんも考えているでしょう。


しかし、この500℃まで上昇したパネルの近くに枯れ葉や洗濯物、もしかしたら鳥が巣を作っている可能性もあります。これらがパネルの近くにあれば燃えてしまってもおかしくないと思いませんか?


パネル自体が発火して火事になることはないかもしれませんが、別のものが邪魔をして火事になることがあるかもしれませんので、それらを排除するためにもメンテナンスや点検は必要だと思います。


太陽光発電のパネルの出力は1年で1%ずつ低下すると言われています。ということは10年で10%。20年で20%低下するわけですから、年を追うごとに劣化も進みますしパワーもダウンします。ですので定期的に点検、メンテナンスをするというのは長い間太陽光発電システムを持たせるためには必要なのではないかと思います。

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