高血圧でも保険に入れる?高血圧の人が保険に加入する際の注意点は?
1. 高血圧で薬を飲んでいても保険には入れます。
管理人Kは高血圧かつ狭心症ですが、保険に入ることができました。
管理人Kが加入した保険は、オリックス生命の引受基準緩和型の保険「新キュアサポート」という保険です。
以前は高血圧の人は、保険に入れませんでした。
ですが最近は、「病気があっても入れる保険」が充実しているので、高血圧で無呼吸症候群かつ狭心症を持っている管理人Kでも、保険に加入できたということです。
2.「引受緩和型医療保険」であれば、高血圧で薬を飲んでいても保険に入れる。
「引受緩和型医療保険」であれば、管理人Kのように、高血圧で睡眠時無呼吸症候群かつ狭心症をもっている人でも、保険に入ることができます。
「引受緩和型医療保険」とは、保険に入るときの条件を緩くして、病気の人でも入りやすくした保険です。
例えば管理人Kが入ったオリックスの新キュアサポートであれば、告知項目は以下の図のとおりです。
- 1.最近3か月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがありますか?または現在入院中ですか?
- 2.最近3か月以内に、がんまたは上皮内新生物・慢性肝炎・肝硬変で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがありますか?
- 3.過去二年以内に、病気やケガで入院したこと、または手術をうけたことがありますか?
- 4.過去5年以内に、がんまたは上皮内生物で入院をしたこと、または手術をうけたことがありますか?
これらの4項目に該当する項目がなければ、新キュアサポートに加入することはできます。
この項目を見ればわかるように、「経過観察」や「継続的な投薬(がんは除く)」は、チェック項目には入っていないのです。
高血圧の場合は、多くは「薬を飲みながら経過観察」というこが多いので、このオリックスの新キュアサポートには、入ることができるというわけです。
3.高血圧でも入れる保険の場合、保険料はどのくらい高くなるのか。
高血圧でも入れる保険、「引受緩和型医療保険」の場合、保険会社としてもリスクが高いため、その分保険料が高くなります。
それではどのくらい保険料が高くなるのでしょう。
管理人Kが加入した保険、オリックスの新キュアサポートと一般的な医療保険の場合とでは、どのくらい保険料が高くなるのか、比べてみました。
同じような内容で、比べてみて、だいたい1800円ほど、新キュア・サポートのほうが高いようですね。
倍率に直すと、約1.5倍です。
健康な人と高血圧などの病気をもった人とは、約1.5倍の保険料ということになります。
この1.5倍が高いか安いかは、保険に入ろうという人の考え方次第ですね。
4.高血圧であることを隠して保険に入るとどうなるか。
高血圧であることを隠して、「引受緩和型医療保険」でない通常の保険に入るとどうなるでしょう。
前述の3で説明したとおり、5割も値段が違うと、「高血圧を隠して保険に入っちゃおうかなぁ~」と思う人もいるかもしれません。
実は管理人Kもその中の一人です。管理人Kも保険に入ったとき、すでに高血圧と狭心症を持っていたのですが、それを隠して保険に加入しました。
このように、病気があることを隠して保険に加入することを、「告知違反」といいます。
保険の告知義務違反とは、本来加入する際に「告知しなければいけなかった事項を、告知しなかった場合」告知義務違反とされます。
告知義務違反を保険会社が知った場合は、保険会社は保険の解除ができます。
つまり、高血圧を告知しないで保険に加入していた場合、その後高血圧や血圧に関する病気で、手術給付金などの請求をした場合、
保険会社が調査を行い、高血圧で保険に加入したことを発見したとしたら、
高血圧の入院や手術では、手術給付金は支払われません。
ということになります。
もし保険会社が「悪質」だと判断した場合は、保険会社から契約の解除がされ、それまでに支払った保険が、全て無駄になってしまうということです。
告知義務違反はしてはいけません。
5.「告知義務違反は2年で消える」と言われた都市伝説
以前は「告知義務違反は2年を経過すれば消える」などと言われたことがありました。
これは、保険の約款の中で、「2年以内は保険会社は、保険会社の裁量によって、保険会社から解約を申し入れることができる」という記載があるための、都市伝説であると思われます。
告知義務違反に2年という記載などはどこにもありません。
保険における告知とは、保険に加入するひとと保険会社との「契約」ですから、「告知違反」ということは、保険会社を「だました」ということになります。
最悪、悪質と保険会社が判断した場合は、「詐欺罪」として訴えられることもあるということです。
最近では病院のカルテデータなども全て電子化されていますので、過去の履歴など全て簡単に取り出すことができます。
従って告知義務違反をした場合は、簡単に見つかる場合もあるということです。
くれぐれも、「保険料が高いから、黙って・・・」などと思って、告知義務違反をすることはやめましょう。
6.高血圧の保険の加入についてまとめ
以上、高血圧の保険の加入について紹介してきましたが、お分かり頂けたでしょうか。以下、まとめてみたいと思います。
- 高血圧でも、保険には加入できます。
高血圧でも保険には加入できます。ただし「引受緩和型医療保険」という少し保険料が高い保険に加入することになります。
- 高血圧であることを、正直に告知して加入しましましょう。
例え高血圧で保険料が高くても、正直に告知して保険には加入しましょう。br;
告知義務違反だけは、行わないようにしましょう。