ストレス 就業不能保険

ストレス性障害における疾病が社会問題となっているにも関わらず、救済措置であるはずの就業不能保険の保障内容はまだまだそれに追い付いていないのが現状です。就業不能保険の先駆けとなったライフネット生命、そしてCMで同保険名を全国区にしたアフラックも、残念ながら精神疾患のカバーは対象外。最近は一部チューリッヒ生命や住友生命が手掛ける就業不能保険で精神障害による疾病を保障する保険も登場してきましたが、 ハードルはかなり高めのまま。例えば在宅療養は認められずあくまで入院に限定されていたり、障害年金1、2級認定が必須とされるなど本格的な症状を伴う「厳しい条件付き」です。その理由としては様々なものが挙げられますが、やはり第一の要因は精神疾患の特徴である長期性と再発性にあると言えるでしょう。長期に渡る治療と医師ですら時に正確な判断が難しいとされるストレス性障害の完治の基準は、必然的に受給自体を長引かせてしまいます。また、病気の判断の基準が曖昧だということはつまり保険金の不正利用の可能性にも繋がりかねません。こうしたリスクを極力避けることで保険会社は経営の安全を守っているのだろうと考えられますが、ストレス性障害の患者が益々増えるであろう時代を迎えるにあたって、保険にもその対応が求められるのはやむを得ません。次世代の就業不能保険の最大かつ最優先課題だと言えるでしょう。